国語(速聴読・読解)コースは、幼児・児童を対象に読書を通じてより豊かな感性・語彙力・読解力を育てることを目的とし、全ての学習の土台となる国語力の習得を指導理念としています。
多くの子どもたちが「読書の楽しみ」を感じ、心を育て、ことばの力を育て、生涯にわたって必要となる国語力を身につけられるような教材です。
『速聴読と読解ワークで国語力アップ!』
国語学習の難しさは、入学試験や検定試験など(中学・高校の定期テストを除く)では、教科書で読み解いた文章が出題されるわけではなく、それまでに学習した「読解のポイント」を応用して、読んだことのない文章を理解できる読解力が試される点にあります。つまり国語は、『習っていないことに対応する力=どんな文章も理解できる読解力』が求められるから、習ったことを復習するだけでは得点に繋がらない特性があります。
しかも「国語」という教科に限らず、【国語力は全ての教科の土台となる力】です。国語力がないから、算数/数学の文章問題が解けない、理科や社会も本来の力を発揮できないなどという子どもたちがたくさんいます。
では、『どんな文章も理解できる力』を伸ばすにはどうしたらよいでしょうか。それは、ふだんからの『読書習慣』が欠かせません。読書を通じて、さまざまな文章、しかも長い文章を読みきれる力、そして、それを下支えする語彙力を読書に慣れ親しませることで育てていく必要があります。
※以下、国語教育における「読書」についての、文部科学省の見解です。
❝国語教育の中で、「自ら本に手を伸ばす子供」を育てることを考える必要がある。
読書は、国語力を形成している「考える力」「感じる力」「想像する力」「表す力」や「国語の知識」のいずれにもかかわり、これらの力を育てる上で中核となるものである。特に、すべての活動の基盤ともなる「教養・価値観・感性等」を生涯を通じて身に付けていくために極めて重要なものである。
また、「自ら本に手を伸ばす」習慣が身についた子供たちが親になった時、初めて自分の子供にきちんとした国語の教育ができるようになる。そういう長い目で国語教育をとらえていくことが大切である。❞
文部科学省「これからの時代に求められる国語力について」より